男の脱毛は恥ずかしい?

日本では男の脱毛を恥ずかしいことだとする意見が一部であります。女性よりも、男性にはその傾向が強いです。

 

これは女性にとって無駄毛が深刻な悩みであり、脱毛への理解が深いことが関係しているのでしょう。

 

これに対して、男性に男の脱毛を恥ずかしいと考えている方が多いのは、体毛というものが男らしさの象徴という考えが根底にあるからです。実際、男性ホルモンであるテストステロンの働きが活発であればあるほど、体毛が伸びるのが早くなるという研究結果もあります。

 

かつての体毛の役割

かつて、人間の体が野生動物のように体毛に覆われていた頃、人間は体毛のアポクリン腺から発せられるフェロモンによって異性へのアピールをしていました。

 

男性が女性よりも体毛が濃いのは積極的にアプローチする側だったからです。しかし、人間は進化とともに言語を扱うようになり、嗅覚によって異性にアピールする機能というものは少しずつ失われていきました。現代人にも耳の後ろや脇などの部位にアポクリン腺が残っていますが、それが異性にどのように作用しているかは分かっていません。

 

確かに、古代においては体毛が濃いことが男らしくあることの条件であり、体毛が濃い男性の方がより多くの女性を惹きつけることができたのかも知れません。しかし、現代におけるコミュニケーションは視覚によるものと言語によるものが主体であり、体毛が濃い男性よりも、見た目が綺麗で整っている清潔感のある男性、話しが上手い男性の方が圧倒的に女性からの支持を集めることができるでしょう。

 

体毛というものが男らしさの象徴という考えが根底にあるのは、かつて体毛の機能によって異性へのアピールを行っていたことの名残です。

 

現代は嗅覚ではなく視覚と言語によるコミュニケーションが主体となっているので、体毛の濃さが男らしさ、すなわち男性的魅力に繋がるものではないと判断することができます。ヒゲのない卵のような肌の持ち主でも、着こなしや振る舞い次第でダンディーで格好いい男性を目指すことは十分に可能です。

 

男性の脱毛需要は年々増加中

また、近年の脱毛業界の傾向を見てみても男性の脱毛、特にヒゲ脱毛への関心の高さは見て取れます。

 

現代においては体毛の必要性が薄れてきており、無駄毛と呼ばれるものも増えてきました。日本においてはむしろ、ヒゲを生やしたままで仕事に出ることはビジネスマナーに反するという向きもあります。こうした社会情勢に適応するため、脱毛をしてヒゲを生やさないようにするというのはとても合理的な行為と言えるでしょう。

 

また、毎朝の髭剃りが解消されるという実用的な面、合理的な面においても人気が高まっています。脱毛を行う人が増えれば男の脱毛は恥ずかしいと感じることも少なくなるものです。今後はメディアなどでも多く取り上げられつつ、男の脱毛=恥ずかしいというのはどんどん薄れて行くことになるでしょう。

 

恥ずかしいと感じる方もいると思いますが、今はあまり恥ずかしがることもないと思います。